団地と花のエレジー 図書館の彼女

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「先輩」と「彼女」のとある夏の邂逅。
夏って一番死ぬことについて考える季節だと思います。
長崎では夏休みに黙祷のサイレンが何度も鳴ります。
長崎大水害の日を皮切りに、広島原爆の日、長崎原爆の日、終戦の日と計4回。
加えてお盆も盛大にやりますから、何かとそぞろな気持ちにさせられます。
そんな、暑さとセミのうるささで頭も上手く働かない中、
日常と非日常が交錯する季節のイメージで描きました。
作中1,9,27Pに夏目漱石の「こころ」を引用しています。

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